会長挨拶

ご挨拶

一般社団法人 山梨県臨床検査技師会会長 多田 正人

〈県民の皆様〉
 一般社団法人山梨県臨床検査技師会のホームページにアクセス頂きありがとうございます。
当会は、定款に謳われています「臨床検査技師及び衛生検査技師の学術の研鑽・向上、福利厚生並びに会員同士の団結・親睦の充実を図ると共に、県民の健康増進及び保健医療の確保、公衆衛生の向上に寄与する」ことを目的としています。会員は国家資格の下、病院・診療所・検診センター・検査センター・保健所等で血液検査や尿・糞便検査、感染症検査、心電図や超音波検査等に従事しています。公益事業としている乳がんキャンペーンやSTD予防キャンペーン、また市民公開講演等を通じて検査関連情報の提供に努め、皆様とふれあい、会員とともに県民の皆様の健康増進に寄与していきたいと思っております。皆様のご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。

〈会員の皆様〉
 令和2年度6月28日に開催されました第2回定時総会におきまして、役員の改選が行われ、会員の皆様に大澤智彦前会長の後任として、私 多田正人が一般社団法人山梨県臨床検査技師会会長(代表理事)として選定をいただき、事務局移転・理事の変更などを踏まえ、新たな出立としてのご挨拶を申し上げます。

 会員・OB会員・賛助会員の皆様、関係各位には平素より一方ならぬご理解・ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。当技師会は、長年の悲願でありました一般社団法人を平成24年4月に取得し、今年度で8年目に入りました。今年初めより発生した新型コロナウイルスという新たな感染症拡大により日本のみならず世界中が大変な状況となり、医療現場は医療崩壊にも陥りかねない危機的状況を経験した中で、会員の皆様は大変なご苦労をされていることと存じます。
職能団体として私たちに与えられた使命は、学会や専門研修会の開催はもちろんではありますが、検体採取講習会や認知症対応力向上講習会、多職種連携事業への対応を行ってまいりました。更に新人研修や組織・地域間の連帯の強化、行政や大学、関連団体との連携も強化して行かねばなりません。また、女性技師の活躍を応援し、国際学会での発表や国際支援にも力を注いでいきたいと思います。さらには、臨床検査技師が、顔が見え、認知され、さらに県民に必要とされる職種となるよう技師会運営に努めていきたいと考えます。公益事業として、従来の「がん予防啓発活動」「HIV/STI予防啓発活動」「検査と健康展」を実施し、臨床検査と臨床検査技師の更なる認知度向上と県民の理解の向上にも努めてまいります。「山梨臨床検査フォーラム」をより充実させ、会誌の発刊も視野に学術向上・技術の研鑽、会員同士の絆を深めてまいります。災害対策も強化し、安全・安心して働ける環境づくりも大切であります。これら、一つ一つの課題に対し真摯に向き合い、必要とされる検査技師の育成を心がけております。
長い歴史を持つ当会の名を汚すことなく、会員の皆様が何を望んでいるのか、梨臨技の将来についてあるべき姿はどの様なものであるか多くの皆様方からご意見を頂き、皆様にとって有益な事業が展開できるよう役員一同全力で取り組んでまいる所存でおります。
当会発展のため役員一同、皆様のご指導・ご理解・ご協力を心よりお願い申し上げ、ご挨拶といたします。

令和2年7月

沿革
  • 昭和 28年  山梨県衛生検査技術者会 発起人15名で結成式を行う
  • 昭和 29年  日本衛生検査協会山梨支部 第一回総会開催(会員42名)
  • 昭和 34年  第一回国家試験実施
  • 昭和 36年  日本衛生検査技師会山梨支部に会名変更される
  • 昭和 45年  臨床検査技師・衛生検査技師等(法律第83号)公布
  • 昭和 46年  臨床検査技師に関する法律施行
  • 昭和 47年  第9回関東甲信衛生検査学会開催(山梨)
  • 昭和 48年  会報やまなしVol.1発行
  • 昭和 55年  第17回関東甲信衛生検査学会開催(山梨)
  • 昭和 58年  第1回山梨県医師会臨床検査精度管理調査実施
  • 昭和 59年  創立30周年記念式典開催
  • 平成 元年  第17回関東甲信衛生検査学会開催(山梨)
  • 平成  5年  山梨県技師会創立40周年記念式典、祝賀会開催
  • 平成 11年  第36回関東甲信衛生検査学会開催(山梨)
  • 平成 16年  創立50周年記念式典開催
  • 平成 18年  法人化、ホームページ立ち上げ準備開始
  • 平成 19年  ホームページ立ち上げ開始
  • 平成 24年  法人格取得 名称を一般社団法人 山梨県臨床衛生検査技師会に改名
  • 平成 28年  一般社団法人 山梨県臨床検査技師会に改名